今年の桜は、3月に開花宣言されてから
満開になるまでに長い時間があり、
更に、散ってしまうまでも長く咲いていました。
花見となると、4月の最初の土日の1・2日は
まだ満開ではないし、お天気も悪かったです。
次の土日の8・9日は満開のピークが過ぎて、この週末も雨でした。
我家のささやかな花見(お弁当を桜の花の下で食べる)が今年は出来ませんでした。
この2週間臨時の仕事で、毎日東京西部の八王子に行っていました。
テレビのニュースで、都心の桜が満開と言っている時に
八王子はまだ5分くらいの咲き具合でした。
数日経って都心の桜が散り始めたと言っている時に
八王子は満開でした。
これは、ちょっと山の方や内陸部に行けば、まだまだ花見が出来るんじゃないかと出掛けました。
行き先は、カミさんが読んでいるブログに書かれていた山梨の公園に行く事にしました。
山梨と言えば「ぶどう」を思い浮かべると思いますが、
桃太郎の故郷岡山よりも山梨の方が桃の出荷量が多いのです。
つまり、県内に桃の木が多く、今正に桃の花が咲いています。
桃の花と桜の花の両方のお花見が出来るのが山梨だと言う事です。
到着した公園の駐車場の桜は満開でした。

ここは、甲府盆地を見下ろせる山梨市の北側にある
「笛吹川フルーツ公園」でした。
この画では解かり難いですが、肉眼では甲府盆地がピンク色の桃の花が一杯でした。

公園内、桜ばかりではありません。
いろいろな花が咲き乱れていました。
まず、桃の花と桜のコラボ

手前のピンクが桃、奥の白が桜
そして

手前の赤は木瓜(ぼけ)と奥の桜のコラボでした。
結構な広さの公園、詳細を知っていればお弁当でも持って来たのに
と、カミさんが言っていました。
残念なのは売店。折角だからお弁当でも売っていれば・・・
家族連れならまだまだ遊べる施設もあるのですが、
中年夫婦は昼過ぎに公園を後にして昼食を食べに行きました。
昼食を食べた後は、彩の国を目指し雁坂トンネル方面に向かいました。
実は、雁坂トンネル、初めて通ります。
その前に、甲斐武田家の菩提寺で、織田軍に焼き討ちされた際に
快川和尚が「安禅必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し」と言ったと言われる
「恵林寺」に立ち寄りました。

甲斐の国と言えば武田家を思い出しますが、
それから年代が下がって江戸時代には、
5代将軍綱吉の時に大老格であった柳沢吉保は甲斐藩主でした。
吉保の墓は別の寺に祀られていたのですが、
吉保の子が大和郡山に転封される際に、吉保の墓をこの恵林寺に改葬したそうです。
恵林寺からいよいよ雁坂トンネルに向かいます。
恵林寺から少し走った処に温度の表示があり、それには、17℃と表示されていました。
上り坂の道を上がって行くと、次に現れた温度表示は15℃でした。
2℃も下がっています。
そして、道の駅みとみの手前の温度表示は13℃でした。
道の駅の売店内にはストーブが点いていました。
雁坂トンネルを抜けて彩の国に入り、旧荒川村の道の駅あらかわで休憩
彩の国でも秩父地方はまだまだ花見が出来たみたいです。
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